次に、南口再
開発事業特別会計では、
補償補填及び賠償金の予算額と決算額の相違、再
開発ビル内への
公共施設の
設置計画等について。
次に、
中央卸売市場事業会計では、
市場活性化対策と青果2社制の検討、
市場拡張用地として確保されている土地の
利用計画等について。
以上が主な質疑であります。
次に、討論の概要を報告します。
最初に、
一般会計については、不認定の立場で共産党の委員から、「本市は
財政力指数が県下第5位で、不況の中でも豊かな財政を保っており、これを福祉、教育、暮らしに使えば、市民はもっと住みよさを感じられるようになると思う。しかし、実際は、財政難を理由にそれらの施策が切り捨てられている。
以下、具体的に次の点を指摘する。
手数料、使用料に消費税が転嫁されている。
任意団体である
日中議員連盟の西安市への旅行に、職員を随行させた。
議員の
市政調査研究費が引き上げられた。
市長交際費が明らかにされていない。
各款に食糧費が計上されているが、帳簿の公開を拒否し、
秘密主義に覆われている。
三番瀬の環境を守る姿勢がない。この
自然環境調査を市独自で行うべきである。
市民課窓口で
福祉手続がとれるように、との
市民要望が実現されていない。
工事等で第三者に被害を与えた場合、
請負業者がまず責任を持つ契約になっているにもかかわらず、実際には市が補償に応じている。
財政上等の理由から
用地取得が困難となっている
町会自治会館に対して、用地費及び
家賃補助制度を検討すべきである。
保育料が引き上げられており、女性の
社会進出を妨げている。
障害者に
社会参加の場を提供すべきである。
老人保健福祉計画が策定されたが、
医療センターの役割が明確にされていない。
婚姻以外で生まれた子供にも
遺児手当が受けられるよう、条例を改正すべきである。
ハイテク工業団地造成が始まったが、市が大企業のために便宜を図り、自然を破壊している。
道路建設の
用地買収が一部市街地のみに集中し、
生活道路の整備が放置されている。
アンデルセン公園については、200億円もかけて整備する必要性は感じられない。また、同公園の
駐車場用地の取得において、議案を訂正するなどずさんな手続があった。
市営住宅の建設に積極的に取り組んでこなかったため、近隣市に比べ大きく立ちおくれている。
市営住宅の
ガス管敷設工事の
負担区分については、厳正な態度で
ガス会社と協議を行い、市の負担が適正になるようにすべきである。
放置自転車が依然として解消されていない。
津田沼駅北口の整備については、習志野市と協議を行い、安全に歩行できるようにすべきである。
免許外教科担任が解消されていない。
文化スポーツ振興基金で、優秀な成績を上げた学校にだけが賞金を与えることは、競争をあおるだけで、教育本来の目的から外れている。
総合体育館の駐車場は、無料にすべきである。
幼児教室等への補助が平等でない。
学校施設の
開放手続が学校長の私見で判断されるなど、公平に行われていない。
学童保育については、
公設市営(後刻「公営」と訂正)を求める父母の願いを聞き、早急に対応すべきである。
公費で負担すべき
学校教育の
消耗品等が
父母負担とされている。
習志野自衛隊の資産が増設されているにもかかわらず、正当な交付金を要求していない。
プレジャーボート調査費、
県道負担金等、県のさまざまな負担が押しつけられている。
以上により、認定できない」、
認定の立場で公明党の委員から、「これまでにないような厳しい
財政環境のもとで、歳入では、財源の確保に最大限の努力をし、歳出では、
減額補正をしながら
経費節減を図り、
財政運営の効率化・健全化に注意が払われている。
また、
総合体育館・
身体障害者福祉作業所の建設、
老人医療費助成年齢の引き上げ(後刻「引き下げ」に訂正)、措置費・扶助費の充実、
福祉基金の創設、焼
却残渣プラントを初めとする
清掃環境事業等多くの施策・事業が実施された。
今後の
住民福祉の向上に最大の配慮をし、
長期的展望に立った
財政運営を行うよう期待する」、
また、同じく認定の立場で清政会の委員から、「市長が就任以来、立ちおくれていた
生活基盤・
都市基盤の整備に努め、着実に業績を残してきたことを高く評価している。
5年度予算は
バブル経済崩壊後の
景気低迷の中で編成されたが、厳しい状況にもかかわらず、
健全財政に留意しつつ、当初計画した
事務事業を適正に執行し、一定の成果を上げている。
福祉と緑の
都市宣言にかかわる施策としては、
福祉基金の創設、福祉の
街づくり委員会の設置、
福祉公社の設立、
公園緑地の整備等の諸施策が展開された。
また、
都市基盤整備事業では、
幹線道路・
生活道路の整備、
京成本線連続立体化事業の一部着工等が行われた。
環境整備事業としては、
高根川浄化施設の建設、焼却灰再
利用事業などが行われた。
教育・文化・
スポーツ振興としては、
学校施設の整備、
中学校給食の開始、
総合体育館の建設等が行われ、大きな成果を上げてきている。
これらは、市長初め職員が一丸となって施策の遂行に取り組んだ結果であり、
市民福祉向上に大きく寄与したものである」、
また、同じ認定の立場で社会党の委員から、「本
決算認定に当たって、これまでの議論を踏まえ問題点を指摘するので、今後の市政に生かしてもらいたい。
児童扶養手当、
遺児手当は、親が生死不明の場合は1年以上その状態が継続しないと支給されない制度になっているので、これらの救済のため、
貸付金制度を検討すること。
来年から
環境保全計画の策定にかかることは評価するが、その
体制づくりを
策定段階から始めること。
通園通学路、特に緊急を要する道路の改善について、
プロジェクトチームをつくって取り組むこと。
借上
福祉住宅制度、
高齢者向け住宅計画については評価するが、市全体の
住宅基本計画を作成すること。
市街化区域内農地で無秩序な
農地転用が行われることのないよう、対策を講じること。
中学校給食が1年でも早く全校で実施できるよう、一層の努力をすること。
小学校給食の食器は、中学校で使用しているような磁器製のものを導入するよう、検討すること。
学童保育については、
遠距離通所、劣悪な施設、指導員の待遇等の問題を解決するため、早急に市の方針を示すこと。
教育費の
父母負担は、きちんとした基準を示して校長会やPTAを指導すること。
飛ノ台貝塚は
史跡公園とし、市民が歴史を学習し体験する場として保存すること。
新たな
重点施策に取り組むために、市の
行政組織を見直し、職員を適材適所に配置すること」との討論が行われました。
次に、
国民健康保険事業特別会計については、不認定の立場で共産党の委員から、「国の負担が年々地方に肩がわりさせられてきている。本年も保険料が引き上げられ、
組合健保等と比べて、負担率、額ともに高くなっている。
保険料率が明示されない
告示方式がとられているが、料率は条例で定めるべきである。
国保は、明らかに
社会保障制度であり、
負担限度を超える高い
保険料負担を押しつけることは、制度の趣旨に沿わないものである」、
認定の立場で公明党の委員から、「市民の
医療需要が膨らむ中、事業の
自主的財源をどう確保するかが課題である。
不納欠損額と多額な
収入未済が出ているので、これらの収納に一層の努力を期待する」、
また、同じく認定の立場で
市民クラブの委員から、「
保険制度は、基本的には
相互扶助の精神に基づくものと考えている。高齢者の
加入割合が高くなっていること、また、保険料の収納率が低下していること等により、財政面でかなり厳しい状況のようであるが、
収納率アップに努力するよう希望する」、
また、同じく認定の立場で社会党の委員から、「
高額医療費の請求の際に、今のシステムではあり得ないような間違いが現実に起こった。通知書と一緒に
高額医療制度の仕組みと
計算方法のわかる文書を送付すれば過ちは防止できると思うので、検討されたい」との討論が行われました。
次に、
小型自動車競走事業特別会計については、不認定の立場で共産党の委員から、「
事業収益が低迷しており、事業の
存続そのものを検討していく時期ではないかと考える。
資産管理台帳もなく
改修工事の負担金を支出してきたが、市の責任で工事を発注するよう改善すべきである。
レース開催時のタクシー運行問題について改善するよう繰り返し指摘してきたが、今日まで改善されていない」、
認定の立場で
市民クラブの委員から、「税収が伸び悩んでいる中、本事業の収益は市財政にとって貴重なものである。今後の
景気回復と
経営努力によって、市財政に寄与していくことを期待する。
また、騒音、
交通渋滞等の環境問題については十分配慮するよう要望する」、
また、同じく認定の立場で公明党の委員から、「唯一の収益性の高い事業なので、関係者の一層の努力を要望する」との討論が行われました。
次に、
老人保健医療事業特別会計については、不認定の立場で共産党の委員から、「本事業は、
老人保健法施行に伴い実施されているが、これは
老人差別医療を
医療機関に強制するものであり、認定できない」、
認定の立場で
市民クラブの委員から、「医療に関する支出や
歳出総額の執行率の実績等により、本会計は
健全財政であると考え、認定する」との討論が行われました。
次に、
病院事業会計については、不認定の立場で共産党の委員から、「
公的医療機関は
差額ベッド料を徴収すべきでない。
また、治療の一環として重要な
給食業務を民間委託している点で、認定できない。
なお、本
委員会で、
医療センターの今後の果たす役割、県の負担問題などについて市長の見解が示されたが、その方向での改善を要望する」、
認定の立場で
市民クラブの委員から、「今回の増床によって
東葛南部最大の
公立病院となり、市民の期待が高まっている。また、
救急救命センターを併設し活躍していることや
市立看護学校の
実習場所としての役割を果たしていることを評価する。
財政面では、厳しい面がうかがわれるが、今後の経営に留意し、市民が安心してかかれる
病院づくりに努力してもらいたい」、
また、同じく認定の立場で公明党の委員から、「
業務実績は前年度並みであったが、多額の
営業損失が計上され、厳しい
経営状況が見られた。一方、新病棟の増築、
看護宿舎の完成による施設の充実が見られた。今後、406床の本格的な体制に対応し、
地域医療の一層の充実を図ることを要望する」、
また、同じく認定の立場で社会党の委員から、「いつでもだれもが診療を受けられる
市民病院としての性格を失うことなく、
経営努力に努めてもらいたい。
福祉・医療を一元化した
医療機関、高齢者の
在宅介護医療を支援する
医療機関の必要性は市長も認めているところであるが、それらの実現に努力するよう要望する」との討論が行われました。
次に、
下水道事業特別会計については、認定の立場で共産党の委員から、「
下水道料金に消費税を転嫁していることには賛成しないが、下水道を早く普及してほしいとの
市民要望があるので、この点から認定する。
下水道事業団の
発注工事の
談合疑惑が報道されたが、市としても、談合が行われないよう、契約を
一般競争入札で行うよう指示すべきである」、
また、同じ認定の立場で
市民クラブの委員から、「年2%程度ずつ普及率が伸びている。
不納欠損額が前年度に比べ半減していることなど、関係者の努力を高く評価する。
懸案の
高瀬処理区の事業も軌道に乗り、普及率の拡大について明るさが見えてきたので、一層の拡大に努めてもらいたい」、
また、同じく認定の立場で公明党の委員から、「普及率向上が最大の課題であり、特に
高瀬処理区の一体的整備が急がれている。財源確保のため、国・県に強い働きかけを行うとともに、使用料の
収入未済解消に努力されたい」との討論が行われました。
次に、
中央卸売市場事業会計については、認定の立場で共産党の委員から、「せりがなく、市場本来の機能を果たしていないと思われるので、改善するよう要望する」との討論が行われました。
以上が討論の概要であります。
最後に、採決の結果でありますが、日程第3の認定5件は共産党の委員を除く多数で、日程第4の認定5件は全会一致で、認定すべきものと決しました。
以上で、
決算特別委員会の報告を終わります。
一般会計で、先ほど公明党の討論で、「
老人医療費助成年齢の引き上げ」と言いましたが、「引き下げ」の誤りでありますので、また、同じく共産党の討論で、「
学童保育の
公設市営」と言いましたが、「公設公営」の誤りですので、お詫びして訂正いたします。
以上で終わります。ありがとうございました。(「よくやった、委員長」と呼ぶ者あり。拍手)
……………………………………………
○議長(
佐藤哲夫君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
[「質疑なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
佐藤哲夫君) 質疑を終結します。
……………………………………………
○議長(
佐藤哲夫君) これより採決に入ります。
まず、日程第3を採決します。
5件を
委員会報告のとおり認定することに、賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(
佐藤哲夫君) 起立多数であります。
よって、5件は、認定することに決しました。
……………………………………………
○議長(
佐藤哲夫君) 次に、日程第4を採決します。
5件を
委員会報告のとおり認定することに、ご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
佐藤哲夫君) 異議なしと認めます。
よって、5件は、認定することに決しました。
─────────────────
○議長(
佐藤哲夫君) 日程第5から第12までの議案8案を、一括して議題とします。
[議案第1号から第8号は巻末に掲載]
○議長(
佐藤哲夫君) 提出者から提案理由の説明を求めます。
市長。
[市長大橋和夫君登壇]
◎市長(大橋和夫君) 本日ここに、平成6年第4回市議会
定例会を招集し、皆様方にご審議をお願いいたしますものは、条例議案6件と契約議案2件の8議案でございます。
まず、日程第5、議案第1号議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、地方公務員災害補償法施行令の一部改正により、公務で外国旅行中の常勤の職員について療養補償の特例が設けられたことから、議会の議員その他の非常勤の職員についても同様に療養補償の特例を設けるものでございます。
次に、日程第6、議案第2号船橋市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例につきましては、消防法の一部改正に伴い、消防作業に従事した者にかかる補償の対象範囲を拡大するとともに、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、療養補償にかかる療養の範囲等の変更を行うなどの改正でございます。
次に、日程第7、議案第3号
職員団体の登録に関する条例の一部を改正する条例につきましては、行政手続法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律において、地方公務員法の一部改正が行われたことに伴い、本条例の引用する同法の条項を改めるため、規定の整備を行うものでございます。
次に、日程第8、議案第4号船橋市
国民健康保険直営豊富診療所条例を廃止する条例につきましては、平成7年3月31日をもって豊富診療所を閉鎖するため、本条例を廃止するものでございます。
次に、日程第9、議案第5号船橋市
営住宅条例の一部を改正する条例につきましては、市営大穴町団地の完成にあわせ所在地の大穴南にその名称を変更するなど、規定の整備を行うものでございます。
次に、日程第10、議案第6号船橋市借上
福祉住宅条例の一部を改正する条例につきましては、新たに借上福祉住宅を東船橋3丁目に設置することについて、その名称及び位置を定めるなど、一部改正をいたすものでございます。
次に、日程第11、議案第7号及び日程第12、議案第8号につきましては、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例に基づき議決を得るものでございまして、
メルヘンの丘コミュニティーセンター等新築工事と調節池・排水工事で、いずれも
アンデルセン公園として整備するため、執行するものでございます。
以上、提出いたしました議案の概要についてご説明いたしましたが、ご協賛くださいますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
佐藤哲夫君) 以上で、説明は終わりました。
……………………………………………
○議長(
佐藤哲夫君) 議案8案に対する質疑は、議事の都合により、12月7日に行うことにします。
─────────────────
○議長(
佐藤哲夫君) ここで、諸般の報告をします。
報告事項は、お手元に配付したとおりであります。
[諸般の報告は巻末に掲載]
─────────────────
○議長(
佐藤哲夫君) 日程第13、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員に、安藤信宏君及び松崎節生君を指名します。
─────────────────
○議長(
佐藤哲夫君) 以上で、本日の日程は全部終わりました。
─────────────────
○議長(
佐藤哲夫君) お諮りします。
議事の都合により、あす2日から6日までは、休会したいと思います。これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
佐藤哲夫君) 異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
─────────────────
○議長(
佐藤哲夫君) 次の会議は、12月7日、午後1時から開きます。
─────────────────
○議長(
佐藤哲夫君) 本日は、これで散会します。
午後1時45分散会
─────────────────
[出席者]
◇出席議員(51人)
議 長 佐 藤 哲 夫 君
副議長 村 岡 晴 彦 君
議 員 熊 谷 稔 君
安 藤 信 宏 君
佐々木 照 彦 君
森 田 則 男 君
矢 野 光 正 君
林 利 宏 君
斎 藤 忠 君
清 水 美智子 君
堀 江 は つ 君
浦 田 秀 夫 君
岩 井 友 子 君
津 賀 幸 子 君
中 村 洋 君
早 川 文 雄 君
田 中 恒 春 君
田 口 賢 君
田久保 好 晴 君
小 石 洋 君
長 野 貞 春 君
上 林 謙二郎 君
山 崎 とよ子 君
中 江 昌 夫 君
関 根 和 子 君
佐 藤 重 雄 君
大 沢 久 君
田久保 捷 三 君
米 井 昌 夫 君
浅 野 正 明 君
瀬 山 孝 一 君
佐 原 正 幸 君
稲 葉 澄 子 君
櫛 田 信 明 君
村 田 一 郎 君
芳 賀 達 朗 君
池 沢 敏 夫 君
石 川 敏 宏 君
山 本 和 宏 君
滝 口 四 郎 君
長谷川 勝 巳 君
佐 藤 昭 君
小 池 英 一 君
和 田 善 行 君
小仲井 富 次 君
春 田 嘉 文 君
松 崎 節 生 君
倍 田 賢 司 君
木 村 久 子 君
伊 藤 浅 由 君